沖縄県那覇市【海と太陽のご神徳と琉球の祈り】琉球八社 沖宮

沖縄県那覇市【海と太陽のご神徳と琉球の祈り】琉球八社 沖宮

沖縄・那覇の奥武山公園内に鎮座する「沖宮(おきのぐう)」は、琉球八社のひとつとして、海と太陽のエネルギー、そして琉球王国の歴史と祈りが息づく特別な神域です。奥武山公園の緑と青空のもと、白い鳥居をくぐると、南国らしい赤瓦とシーサーが迎えてくれる本殿が現れます。参拝の際は、鳥居で一礼し、手水舎で手を清めてから本殿へ進みます。境内は明るく開放的で、海と太陽のエネルギーが満ちているのを感じました。

沖宮の主祭神は「天受久女龍宮王御神(てんじゅくめりゅうぐうおうおんかみ)」で、天照大御神と同一視されることもあります。そのほかにも伊弉冉尊、速玉男尊、事解男尊などが祀られており、それぞれに異なるご利益があります。

天受久女龍宮王御神:国家安泰、五穀豊穣、航海安全、厄除け

伊弉冉尊:安産、子授け

速玉男尊:豊漁、豊作

事解男尊:学業成就、合格祈願

さらに、金運上昇、商売繁盛、家内安全、芸能成就、健康長寿、恋愛成就など、現代人の願いにも幅広く応えてくれるご利益が伝えられています。

沖宮には八つの参拝箇所があり、本殿・拝殿をはじめ、住吉神社、八坂神社、祈祷殿、天燈山御嶽、水神、弁財天、権現堂などを順に巡ることができます。特に「天燈山御嶽」は、天照大御神が鎮まる神地とされ、沖縄随一の霊峰として信仰されています。御嶽に立つと、海風とともに強い気が流れ込み、心身が浄化される感覚を味わえました。拝中は、まるで龍神に導かれるような不思議なタイミングで天候が変わり、晴れ間や心地よい風に包まれる瞬間がありました。境内の「沖の茶屋」では、参拝後にカフェタイムを楽しみながら心をリセット。現世に戻る前に、沖縄らしいゆったりとした時間を過ごすことができました。

沖宮は、琉球の伝統と自然、そして神々のご加護が調和した聖地です。
正しい作法で参拝し、境内のパワースポットを巡ることで、金運・開運・安産・恋愛成就など多彩なご利益を存分に感じ取ることができました。
那覇を訪れる際は、ぜひ沖宮で“海と太陽のご神徳”と琉球の祈りのエネルギーを体感してみてください。

海と太陽のご神徳に包まれた沖宮で特別なご利益を。