和歌山県田辺市【八百万の神々が集う、祈りのふるさと】熊野本宮大社

和歌山県田辺市【八百万の神々が集う、祈りのふるさと】熊野本宮大社

熊野本宮大社は、和歌山県田辺市本宮町に鎮座する、全国約4,000社の熊野神社の総本宮。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の中心であり、古来より“よみがえりの聖地”として、皇族から庶民まで多くの人々が祈りを捧げてきました。

参道入り口の大鳥居は、俗界と神域の結界。鳥居をくぐる際は一礼し、杉木立に包まれた158段の石段を右端を歩いて登ります。参道途中には祓戸大神が祀られ、ここでまず心身を祓い清めるのが作法です。本殿は檜皮葺きの美しい社殿が並び、清浄な白砂が敷かれています。神の使いである三本足のカラス「八咫烏(やたがらす)」のレリーフや旗も境内各所に。八咫烏は導きの神として、日本サッカー協会のシンボルにもなっています。

本宮大社から徒歩10分、田園の中にそびえる日本一の大鳥居(高さ約34m)が大斎原。かつて社殿があった聖地で、今も神秘的な空気が漂います。ここから熊野の神々が降臨したと伝わり、皆様にもぜひ訪れてほしい場所です。

熊野本宮大社ならではの「牛王神符(ごおうしんぷ)」は、八咫烏のカラス文字で描かれた護符。火難除けや病気平癒など多くのご利益があるとされ、御朱印とともに旅の記念にも最適です。

熊野本宮大社は、健康長寿、家内安全、商売繁盛、交通安全、恋愛成就、厄除けなど、現世利益に関する願いを広く受け入れてくれる神社です。特に「心の浄化」や「新たな始まり(再生)」を求める人にとって、祈りが深く届く場所とされています。杉木立に包まれた参道、凛とした社殿、そして大斎原の大鳥居――どこも心が洗われるような神聖な空間です。正式な参拝作法を守り、静かな気持ちで祈れば、きっと新たなエネルギーが満ちてくるはず。熊野古道を歩き、自然と神々の息吹を感じながら、“よみがえり”のご利益を体感してみてください。

八百万の神々が集う祈りのふるさとで、新たなる幸運の始まりを。