和歌山県伊都郡【天上の高天原に鎮まる、災厄を祓う朱の女神】丹生都比売神社

和歌山県伊都郡【天上の高天原に鎮まる、災厄を祓う朱の女神】丹生都比売神社

和歌山県かつらぎ町、天野の里に鎮座する丹生都比売神社は、「神仏習合の源泉、心を清める紀伊一之宮」として、全国から多くの参拝者が訪れる世界遺産です。境内に足を踏み入れると、まず目を引くのが国の重要文化財に指定された朱塗りの楼門。その奥には四柱の女神を祀る本殿が並び、神聖な空気が満ちています。丹生都比売大神は天照大御神の妹神とされ、魔除け・厄除け・不老長寿・縁結び・縁切りなど多彩なご利益で知られています。特に「丹(赤色顔料)」の力による魔除けは、境内の朱色にも象徴されています。

丹生都比売神社は「水の神社」としても有名で、境内には清らかな流れや鏡池があり、龍神の気が満ちていると伝えられています。手水舎で手を清めると、まるで心身の疲れや迷いが洗い流されるような感覚に。鏡池や朱塗りの太鼓橋付近では、特に強い浄化と再生のエネルギーを感じました。参拝者の中には、「呼吸が深くなり、肩の力が抜けた」「心が軽くなった」と語る人も多いそうです。主祭神の丹生都比売大神のほか、高野御子大神(導き・道開き)、大食津比売大神(食物・豊穣)、市杵島比売大神(財運・芸能・水の加護)が祀られています。特に高野御子大神は弘法大師・空海を高野山へ導いた神として有名で、人生の転機や新しい道を切り開きたいときに参拝する人が多いです。また、悪縁を断ち切り良縁を引き寄せる「縁切り・縁結び」のご利益も評判で、参拝後に人間関係が自然と改善したという体験談も多数寄せられています。

丹生都比売神社は高野山と深い縁があり、かつては多くの仏教建築が並ぶ神仏習合の拠点でした。今もその名残が境内に色濃く残り、神と仏の調和したエネルギーが流れています。実際に参拝してみると、不思議な偶然や心の変化を体験する人が多く、「参拝の後に涙があふれた」「夢に神様や白い犬が現れた」「人生の転機に背中を押された」など、スピリチュアルなエピソードが絶えません。

丹生都比売神社は、水と光と龍神のエネルギー、そして神仏習合の歴史が調和する唯一無二の聖地。
厄除け・浄化・縁結び・道開き・金運・芸能・豊穣など多彩なご利益を、静謐な自然とともに存分に感じることができました。
心を清め、新たな一歩を踏み出したいときに、ぜひ訪れてほしい“祈りの拠点”です。

水と龍神様のご加護がありますように。